2027年秋のアメリカ大学入学を目指す学生にとって、2026年の夏から始まる出願準備は非常に重要です。アメリカ大学の出願では、成績証明書、SAT・ACT、推薦状、Activity、エッセイなど、多くの項目を同時に準備する必要があります。
締切直前にすべてを完成させようとすると、エッセイや出願内容の質が下がりやすくなります。G11の春から準備を始め、月ごとの役割を明確にして進めましょう。
2026年4月~6月:出願の土台を作る
この時期には、志望大学の候補を整理し、各大学のSAT・ACT提出方針、必要な推薦状、エッセイ、Financial Aidの条件を確認します。
- G11までのGPAと履修科目を確認する
- SAT・ACT、TOEFL・IELTSの受験計画を立てる
- Activity、受賞歴、研究、ボランティア活動を整理する
- 推薦状を依頼する先生を決める
- Reach・Match・Likelyに分けて大学候補を作る
Early DecisionやEarly Actionを利用する場合は、第一志望校をこの時期から具体的に検討しておく必要があります。
2026年7月:エッセイと出願資料の準備
夏休みは、学校の授業に追われずに出願準備へ集中できる貴重な期間です。Common AppのPersonal Essayのテーマを選び、初稿を書き始めましょう。
- Personal Essayのテーマ決定と初稿作成
- Activities欄に記載する最大10件の活動を整理
- Honors欄に記載する受賞歴を整理
- 大学ごとのSupplemental Essayを確認
- 英文の学校名、科目名、活動名を統一
2026年8月:Common App開始
2026–2027年度のCommon Appは、2026年8月1日に開始されます。アカウントはそれ以前にも作成でき、一部の情報は新年度の申請画面へ引き継ぐことができます。
8月中には、プロフィール、家族情報、学校情報、成績、Activity、Honorsなどの共通部分を入力し、志望大学を「My Colleges」に追加しましょう。
2026年9月~10月:Early出願を完成させる
新学期が始まったら、推薦状を正式に依頼し、スクールカウンセラーと成績証明書やSchool Reportの提出方法を確認します。
- 推薦状を正式に依頼する
- Common Appの共通部分を完成させる
- 大学別Supplemental Essayを推敲する
- SAT・ACTや英語能力試験の提出方法を確認する
- Financial Aid申請に必要な書類を準備する
芸術作品を提出するArts Portfolioには、通常より早い締切が設定されることがあります。該当する学生は、10月中旬以前の締切にも注意してください。
2026年11月:Early Decision・Early Action
多くの大学では、Early DecisionやEarly Actionの締切を11月1日前後に設定しています。Stanford大学のRestrictive Early ActionやMITのEarly Actionも、現在公表されている通常締切は11月1日です。
締切時刻は大学所在地の時間ではなく、出願者の現地時間が適用される場合もありますが、システム障害を避けるため、少なくとも数日前には提出しましょう。
2026年12月:UC出願とEarly結果
UC BerkeleyやUCLAなどのUC系大学はCommon Appを使用せず、UC独自の出願システムを利用します。秋入学の出願期間は、通常10月から11月末または12月初旬に設定されるため、Common Appとは別に管理する必要があります。
12月中旬にはEarly出願の結果が発表され始めます。合格、不合格のほか、Regular Decisionへ審査が延期されるDeferredとなる場合もあります。
2027年1月:Regular Decisionの締切
多くのトップ大学では、Regular Decisionの締切が1月1日から1月5日前後に設定されています。Stanford大学とMITでは、現在公表されている通常締切は1月5日です。
Earlyで合格しなかった場合に備え、Regular Decision用の出願書類も11月以前から準備しておくことが重要です。Earlyの結果が出てから多数のエッセイを書き始めるのでは、十分な推敲時間を確保できません。
2027年2月~3月:追加書類と合格発表
Regular Decision出願者には、G12前期の成績を記載したMidyear Reportの提出が求められることがあります。学校側が提出する書類であっても、送信状況は本人が確認しましょう。
UC系大学は一般に3月中、その他の多くの大学は3月下旬から4月上旬に合否を発表します。大学ごとにApplicant Portalを確認し、不足書類や追加依頼を見落とさないことが大切です。
2027年4月~5月:進学先の決定
合格後は、大学の知名度だけでなく、専攻、研究環境、学費、奨学金、学生生活、卒業後の進路を比較します。多くの大学では、入学意思を示す期限が5月1日前後に設定されています。
Financial Aidの内容も確認し、授業料だけでなく、寮費、食費、健康保険、教材費、渡航費を含めた4年間の総費用を比較しましょう。
出願スケジュール一覧
| 時期 | 主な準備 |
|---|---|
| 2026年4月~6月 | 大学調査、テスト、Activity、推薦者の整理 |
| 2026年7月 | Personal Essayと活動一覧の作成 |
| 2026年8月 | Common App開始、基本情報の入力 |
| 2026年9月~10月 | 推薦状、追加エッセイ、Early出願準備 |
| 2026年11月 | Early Decision・Early Action提出 |
| 2026年12月 | UC出願、Early結果発表 |
| 2027年1月 | Regular Decision提出 |
| 2027年2月~3月 | Midyear Report、合否発表 |
| 2027年4月~5月 | 大学比較、進学先決定 |
まとめ
2026–2027年度のアメリカ大学出願は、2026年8月1日のCommon App開始から本格化します。しかし、実際の準備はG11の春から始まっています。
重要なのは、締切日に間に合わせることではなく、エッセイ、Activity、推薦状、テストスコアを十分な質で完成させることです。大学ごとに締切や必要書類は異なるため、志望校別の一覧表を作り、公式Admissionsページで最新情報を確認しながら進めましょう。
公式情報
- Common App公式サイト
- Stanford University|First-Year Applicants
- MIT Admissions|Deadlines & Requirements
- University of California|Dates & Deadlines
※掲載している締切は一般的な目安を含みます。出願年度、大学、学部、Arts Portfolio、Financial Aidなどによって異なるため、必ず各大学の公式サイトで最新情報をご確認ください。